DJIドローン2022年最新機種と価格(中古価格やリモートID)

DJI ドローン・価格

航空法第131 条の 7 第1項及び航空法施行規則第 236 条の6第1項第2号の規定によるリモート ID を備えた無人航空機及びリモート ID 機器(以下「RID 機器等」という。)が各メーカーより国に届出がなされています。

2022年6月20日より登録等義務化(機体登録・識別記号の表示・リモートIDの搭載)されています。

特例として、この6月20日までに機体登録していると6月20日以降もリモートIDの搭載義務は免除され「識別記号の表示」を行えば飛行が可能となっています。

6月20日以降に機体登録する場合は、必ず、「識別記号の表示」と「リモートIDの搭載」をしなければ飛行できないことになります。

このことから「リモートID」に対応したドローン機種や外付け型のリモートID機器を確認できないとドローンの機種選定ができません。

ここでは

◆「リモートID」に対応した機器等の確認の仕方
◆「リモートID」に対応している「DJIドローン」

を紹介します。

これから登録して飛行させたい方には役立つ情報です。

下記の内容で進めています。

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DJIドローン/登録とリモートID義務化/対応機種

2022年6月20日以後にドローンを飛ばす場合は、
下記の3点「機体の登録・表示・搭載」が義務化されました。

1)機体の登録(登録義務)
2)機体に識別記号の貼り付け(表示義務)
3)リモートIDを機体に搭載(搭載義務)

この義務化を守らない飛行は許されず「罰則」が課せられます。

リモートID(RID)は下記の情報を発信します。
・製造番号
・登録記号
・位置
・速度
・高度
・時刻
など個人情報は含まない情報が機体から発信されます

これによって、周辺の関係者が受信することができ、事故の回避等安全に飛行できるようにするものです。

 

このドローン登録は「ドローン登録システム(DIPS)」ディプスというシステムで登録します。

「DIPS」はドローン登録システムでは、登録だけでなく
スマートフォン・タブレットで、登録情報を共有できるシステム「リモートID書込アプリ(名称:DIPSAPP)」も含まれます。

自分の所有機体のドローン情報「リモートID」の確認はすべて「DIPS」で確認することができ、同じ空域内の他の機体情報も見ることができます。

下記は自己所有の機体を確認する手順等です。

DIPS:「所有機体の発信情報を確認する

ドローンのリモートID対応している機種や機器の確認の仕方

ドローンのリモートID対応している機種や機器の確認の仕方は、
国土交通省に届出されているリモートID機器は、下図のとおり
適合しているとして届出があったリモートID機器等の一覧
でご覧になれます。

2022年10月4日現在、ドローン機種を含めて国土交通省に届出されている機器です。
届出されているのは、13メーカー34機器となっています。

その内、ドローン本体に「リモートIDが内蔵」されている機体が、6メーカー25機種
リモートID外付け型の機器」が、7メーカー9機器となっています。

DJIドローンは、すべて「内蔵型リモートIDの14機種」が届出されています。
DJIドローンのリモートID対応機種は、後述の(表―1)のとおりです。

 

DJIドローンの「リモートID」対応機種一覧

DJIドローンの「リモートID」に対応していると国に届出されている14機種が下図です。

届出14機体の用途別の内訳です。
◆カメラドローン=7機種
◆産業用=5機種
◆農業用=2機種
となっています。

(表―1)

型 式 名 用 途
1 DJI FPV カメラドローンとは、
映像の内容に合わせたカメラ性能を
各ドローンがそれぞれ有しています。
2 MAVIC AIR 2
3 DJI AIR 2S
4 DJI MINI 2
5 DJI MINI 3 Pro
6 DJI MAVIC 3
7 DJI MAVIC 3 CINE
8 Mavic 3 Thermal 産業用とは、
土木系・建築系等の測量性能を
備えた機種です。
9 Mavic 3 Enterprise
10 DJI MATRICE 30T
11 DJI MATRICE 30
12 MATRICE 300 RTK
13 AGRAS T30 日本版 農業用とは、種・消毒・施肥等の散布。
14 AGRAS T10 日本版

 

DJIドローンの「リモートID対応カメラドローン」価格

リモートIDに対応していると届出されたDJIドローンは14機体でした。

DJIドローンの内で、皆さまが身近に感じる一般的に動画や写真の映像を主目的としている「カメラドローン7機種」の各一部のスペックを紹介します。

カメラドローンで届出されているのが下記の7機種です。

DJI FPV

 DJI FPV
メーカー希望価格 118,800円
機体重量 795g
最大飛行距離 16,8㎞
動作時間 20分
耐風圧 13.8m/s
障害物センサー 2方向 前/下
送信機 ・モーションコントローラー
・DJI FPV送信機2
・DJI FPV Goggles V2
アプリ DJI Fly
端末 iOS/Android

 

MAVIC AIR 2

 MAVIC AIR 2
メーカー希望価格 73,920円
機体重量 570g
最大飛行距離 18.5㎞
動作時間 34分
耐風圧 10.7m/s
障害物センサー 3方向 前/後/下
送信機 DJI RC-N1
アプリ DJI Fly
端末 iOS/Android

 

DJI AIR 2S

 DJI AIR 2S
メーカー希望価格 143,880円
機体重量 595g
最大飛行距離 18.5㎞
動作時間 31分
耐風圧 10.7m/s
障害物センサー 4方向 前/後/下/上
送信機 DJI RC-N1
アプリ DJI Fly
端末 iOS/Android

 

DJI MINI 2

 DJI MINI 2
メーカー希望価格 59,400円
機体重量 199g
最大飛行距離 非公表
動作時間 18分
耐風圧 10.7m/s
障害物センサー 下方センサー
送信機 DJI RC-N1
アプリ DJI Fly
端末 iOS/Android

 

DJI Mini 3 Pro

 DJI Mini 3 Pro
メーカー希望価格 116,380円
機体重量 249 g
最大飛行距離 18㎞
動作時間 34分
耐風圧 10.7m/s
障害物センサー 3方向 前/後/下
送信機 ・DJI RC-N1
・DJI RC送信機
アプリ DJI Fly
端末 iOS/Android

 

 DJI MAVIC 3

 DJI MAVIC 3 CINE

DJI MAVIC 3 DJI MAVIC 3 CINE
メーカー希望価格 287,760円 699,600円※
機体重量 895 g 899 g
最大飛行距離 30㎞
動作時間 46分
耐風圧 12 m/s
障害物センサー 全方位 前/後/左/右/上/下
送信機 DJI RC-N1 DJI RC Pro
アプリ DJI Fly
端末 iOS/Android

※DJI Mavic 3 Cine Premium コンボの価格を示す

以上が、DJIドローンのリモートID対応機種です。

DJIドローンの搭載リモートIDはすべて「機体に内蔵」されていますので外付け型に比べて扱いやすくなっています。

「カメラドローン」のカメラ性能については別記事で紹介します。

 

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DJIドローン/おすすめ(mini3)&価格

DJIドローンの改正法に対応した機種は上述のとおり14機種あります。

その中でも一般的におすすめで人気が上がりつつあるのが2022年5月発売の「DJI Mini 3 Pro」です。

 

DJIドローン「DJI Mini 3 Pro」をおすすめする理由!

「DJI Mini 3」も人気がありましたが分かりやすいように機能を比較してみました。

DJI Mini 2やMavic Air 2と比較して、DJI Mini 3 Proのアップグレードされたのはどのような点なのか見ていきましょう!

バッテリー駆動時間アップ

コンパクトさを維持したまま、刷新されたフォルムとデザインにより、

より大きなプロペラをドローンに搭載できるようになったことで、プロペラの推進効率が改善され、機体のバッテリー駆動時間が長くなりました。

最大47 インテリジェント フライトバッテリー Plus使用時

※インテリジェント フライトバッテリー使用時では34分です。

(他の機種最大駆動時間例)
DJI Mini 2(18分)
Mavic Air 2(34分)

障害物検知機能アップ

より大きなFOV(視野角)を持つセンサーを搭載しています。
これにより、検知範囲と検知距離が増加しています。

よって、DJI Mini 3 Proは、飛行中に、より柔軟なルートを飛行することができるうえ、高度操縦支援システム (APAS 4.0)によって、機体の飛行経路上にいる物体をリアルタイムで検知して、複雑な環境でも障害物を回避することができます

※例えば、DJI Mini 2のセンサーは、下方ホバリング用のみで検知範囲:0.5 ~ 10 mを検知しますが、DJI Mini 3 Proの下方センサーの ホバリング検知範囲:0.5〜30 mを検知します。

下図は、DJI Mini 3 Pro とMavic Air 2を比較した図です。

<検知システム比較>

センサー DJI Mini 3 Pro Mavic Air 2
前方 高精度測定範囲:
0.39〜25 m有効検知速度:<10.5 m/s
FOV
水平 106°
垂直  90°
高精度測定範囲:
0.35〜22.0 m
検知範囲:0.35〜44 m
有効検知速度:12 m/s
視野角(FOV):
水平 71°
垂直 56°
後方 高精度測定範囲:
0.36〜23.4 m有効検知速度:<8 m/s
FOV
水平 58°
垂直 73°
高精度測定範囲:
0.37〜23.6 m
検知範囲:0.37〜47.2 m
有効検知速度:12 m/s
視野角(FOV):
水平 57°
垂直 44°
下方 高精度測定範囲:
0.15〜9 m
高精度ホバリング範囲:
0.5〜12 m
ビジョンセンサー ホバリング範囲:
0.5〜30 m
有効検知速度:
飛行速度 <3 m/s
FOV
前方/後方:104.8°
左/右:87.6°
ToF測定範囲:
0.1〜8 m
ホバリング範囲:
0.5〜30 m
ビジョンセンサー ホバリング範囲:
0.5〜60 m
上方 なし なし
左/右 なし なし
底部補助ライト なし シングルLED
障害物回避システム 高度操縦支援システム
(APAS 4.0)
高度操縦支援システム
(APAS 3.0)

DJI Mini 3 Proは、Mavic Air 2と同じかそれ以上の障害物検知機能を有しています。

より安心して安全な飛行を実現しています。

 

カメラの縦向き撮影と軸の可動域の増加

新デザインにより、縦向き撮影が可能になり撮影アングルの幅が広がり、より自由に撮影できます。

高速で飛行中の機体でも、ジンバルや撮影アングルの制限が少なくなっています。

ジンバル・カメラの可動範囲比較
ジンバル・カメラ DJI Mini 3 Pro Mavic Air 2
ジンバル機械的可動範囲 チルト:-135°~80°
ロール:-135°~45°
パン:-30°~30°
チルト: -135°~45°
ロール:-45°~45°
パン:-100°~100°
ジンバル操作可能範囲 チルト:-90°〜60°
ロール:-90°または0°
チルト:-90~0°(デフォルト)
-90~24°(拡張時)
スタビライズ機構 3軸メカニカルジンバル
(チルト、ロール、パン)
3軸
(チルト、ロール、パン)
カメラセンサー 1/1.3インチ CMOS
有効画素数:
48 MP
1/2インチCMOS
有効画素数:
12 MPと48 MP
カメラレンズ FOV:82.1°
焦点距離(35 mm判換算):
24 mm
絞り:f/1.7
フォーカス範囲:1 m〜∞
FOV:84°
焦点距離(35 mm判換算):
24 mm
絞り:F2.8
フォーカス範囲:1 m〜∞

 

撮影機能の充実

インテリジェント機能といいますが、撮影の機能が充実しました。

特に、被写体をドローンが追尾する「フォーカストラック」が搭載されたことは活用の範囲が増加して楽しい映像が残せそうです。

 

 インテリジェント機能対応比較
インテリジェント DJI Mini 3 Pro Mavic Air 2
フォーカストラック
マスターショット
クイックショット
タイムラプス
ハイパーラプス ×
縦向き撮影

(以下、インテリジェントの説明)

フォーカストラック

選択した被写体をドローンが追尾する。

「フォーカストラックモード」には、被写体を追いかける「アクティブトラック」

カメラを被写体にロックオンしたまま自由に飛行させる「スポットライト」がある。

マスターショット

被写体をフレームの中心にとらえたまま自動的に飛行を行い、さらにそれを編集する機能。タイトルや音楽なども自動的に付加する。

ハイパーラプス

タイムラプス(長時間に渡ってシャッターをゆっくりと切る)+動きで撮影する。

 クイックショットの飛行の種類
飛行名 説   明
ドローニー 被写体かか高度を上げて遠ざかる
ヘリックス 円を描きながら被写体から遠ざかっていく
ロケット カメラが下を向いたまま上昇していく
サークル 被写体を中心に円を描く
(ノーズインサークル)
ブーメラン
(コメット)
被写体を中心に斜めに上昇しつつ半円を描き、
残りの半円は高度と距離を戻していきながら
撮影を行う
アステロイド ドローニーのように被写体から離れていき
最後にパノラマとなる

 

 DJIドローン「DJI Mini 3 Pro」のお買い得価格!

おすすめの「DJI Mini 3 Pro」は今が買いなのか、発売時からの最安価格の推移を示します。

(図1)DJI Mini 3 Proの発売時からの価格推移(最安値を記載)

引用:価格.comより加工

記事掲載時の最安価格は、円安の影響で次のとおり高い傾向にあります。
発売価格より、 9,680円(9%)高い。
最安価格より、14,268円(14%)高い。

購入を待てるなら円安が改善されるまで待ちたいところです。

 

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DJIドローン/中古価格

新品をこの円安時に約14%高で無理をして買うのはつらいですね!
ドローンが早く必要な方は、一度中古ドローンを検討されてはどうでしょう。

下図はmercariに出品されているドローン価格です。
中には新品で格安出品されている方もおられますので見る価値はありそうでした。

メルカリ出品ドローン
ドローン機種 発売年 メーカー
価格
中古価格
安値 高値
DJI FPV Combo 2021/3 118,800 93,100 (新品未開封)
109,999
MAVIC AIR 2 2020/5 73,920 45,000 68,000
DJI AIR 2S 2021/4 143,880 85,000
Fly More Comb
フルセット専用ケース付
140,000
Fly More Combo Microsd
カードも付属
(32GB)
DJI MINI 2 2020/11 59,400 39,800
NDフィルター
プロペラガード付
52,800
DJI Mini 3 Pro 2022/5 116,380 98,000
インテリジェント
フライトバッテリ
Plus
Micro SDXC
128GB
typeC
ACアダプター
専用キャリーケース付
106,800
RCコントローラー
送信機付
DJI MAVIC 3
CINE
2021/11 699,600 470,000
COMBO
PREMIUM
DJI MAVIC 3 2021/11 287,760 220,000 新品 230,000

※記事作成時点の出品・価格ですので再度メルカリ等を確認の上ご判断ください。
当方が本価格を保証するものでありませんので承知ください。
※掲載ドローンは、リモートID対応機種ですが、中古ドローン製造時期によってリモートID対象外の場合があります。

DJI Mini 3 Pro の発売も間もない時期ですが「10万円以下」で買える可能性があります。

DJI MAVIC 3 CINE は、半額間近といったところでしょか。

時間のゆるす限りネット検索したいところですね。

 

以上、DJIドローンでリモートIDに対応していて一般的なカメラドローンの機能や価格を紹介しました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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